2021.04.05 | 副業の始め方
ダブルワークがしやすい仕事ってなに?自分に合った働き方を選択して稼ごう!

厚生労働省が進めている「働き方改革」によって、ダブルワークに挑戦する人が増えてきました。
「ダブルワークしたいがどんな仕事をすればいいかわからない」
「副業とどう違うのだろう」
そんな風に思っていませんか?そこで、今回はダブルワークについて次の3つのポイントでまとめてみました。
- ダブルワークとは、副業との違い
- 会社員・サラリーマンがダブルワークする際の注意点
- ダブルワークがしやすい仕事・アルバイト
ダブルワークを考えている方なら知っておきたい基礎知識や注意点を詳しく解説します。
最後に、在宅できる仕事からガッツリ稼ぐ仕事まで紹介するので、是非参考にしてください。
ダブルワークとは
ダブルワークとは、どちらが本業というわけではなく、同じくらい時間をかけて給与を補填するために収入を得る働き方です。
簡単に言うと、2つの仕事のどちらかがメインというわけではなく、並行して行うイメージです。
求人サイトなどで、たまに「WワークOK」のような条件を見かけたこともあるかと思います。
副業との違い
ダブルワーク以外にも「副業」などの言葉があります。
仕事を2つするという意味は同じですが、ニュアンスや認識にちょっとした違いがあるようです。
表にまとめてみたので、自分の認識と合っているか確認してみて下さい。
ダブルワーク(仕事の掛け持ち) | どちらが本業というわけではなく、同じくらい時間をかけて給与を補填するために収入を得る働き方 |
副業 | 明確な本業があり、かたわらのすきま時間に他の仕事もしている状態、あくまでサブ |
ダブルワークのメリット
- 雇用契約を結んでいることが多いので、最低限の給料が保証されている。
- 得られる給料の計算がしやすいので、計画が立てやすい。
- Wワークを認められている場合、税金管理を会社に任せられる。
副業のメリット
- 内容によっては本業のスキルアップに繋がる
- うまくいけば本業を超える収入になる可能性がある
- 空き時間にできるので、小遣い稼ぎには最適
基本的にダブルワークは「業務委託+アルバイト」「アルバイト+アルバイト」のような、非正規雇用のかけ持ちのこと。
ただ、正社員が副業を行なっている場合もダブルワークということがあるので、特に気にする必要はありません。
会社員・サラリーマンがダブルワークする際の注意点
ここからは、ダブルワークをする前に押さえておくべきポイントをご紹介します。
- 本業の会社の就業規則を確認
- 時間と体調の管理
- 社会保険や税金などの制度
上記の3つをチェックしておけば、安心してダブルワークに励めるでしょう。
1 本業の会社の就業規則を確認
まず、ダブルワークする前本業の会社の就業規則を確認をきちんと確認してみてください。
就業規則でダブルワークを禁止している会社は少なくはありません。
副業は大丈夫でも、ダブルワークはダメという会社や許可が必要な会社もあります。
ですが、それは会社の規則であり、法律上ではなんの問題はないのです。
日本国憲法第22条では「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業の選択の自由を有する」と規定されています。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一方で、公務員の方は「信用を失う行為は絶対にしないこと」「業務の支障が出るような行為はしないこと」と法律で定められているので、原則禁止。
ダブルワークがバレて降格させられた、出勤停止処分を課せられたなど、本業の会社とのトラブルを防ぐためにも就業規則は必ず確認することをおすすめします。
2 時間と体調の管理
ダブルワークをするということは、それなりに時間と労力を必要とします。
体調やスケジュールの管理ができないと、本業にも支障が出てしまうことも。
ガッツリ稼ぐために多くシフト入れたりして、無理をして体を壊して可能性もありますので、時間と体調の管理には気をつけましょう。
3 社会保険や税金などの制度
- 社会保険の制度について
本業・ダブルワーク問わず、社会保険の加入条件を満たした場合は、加入が必要となります。
雇用保険の加入条件
1週間の所定労働時間が20時間以上ある
継続して31日以上の雇用見込みがある
出展:厚生労働省「雇用保険制度より」
上記の加入条件を満たす場合は、加入義務が発生します。
しかし、雇用保険は本業とダブルワークどちらとも加入できる条件を満たしていても、1つの会社でしか加入することはできません。
健康保険・介護保険・厚生年金保険の加入条件
加入条件に該当するのは、次の2つのいずれかです。
1.1週の所定労働時間および1月の所定労働日数が、一般社員の4分の3以上である(一般被保険者)
2.下記の5条件をすべて満たしている(1の加入条件を満たしていない場合も加入義務が発生します)
週の所定労働時間が20時間以上であること
1年以上雇用が見込まれること
賃金の月額が8.8万円以上であること
学生でないこと
上記1の一般被保険者が常時501人以上の企業(特定適用事業所)に勤めていること
出展:年金機構「年金制度・手続きより」
厚生年金保険や健康保険は、上記の加入要件を満たした場合、それぞれの事業所において加入手続きをする必要があります。
その際「健康保険・厚生年金保険二被保険者以上事業所勤務届」を届出することで、どちらの事業所で保険関係の手続きや保険証の発行をするのか決定します。
- 税金の制度について
会社員は会社で年末調整があるため、確定申告は必要ありませんが、ダブルワークの所得が年間20万円を超える場合には、確定申告をしなければなりません。
この申告制度を認識してない方も多いようですが、未申告がバレると、多額の追徴課税が発生したり、最悪の場合は脱税行為とみなされます。
また、住民税の申告は得た金額に関係なく申告が必要になるので、住民税の申告を忘れずに行いましょう。
その他にも、アルバイトやパートなど雇用契約されている「給与所得」の場合で、合わせて103万円以内(基礎控除+給与控除)の収入がある場合は所得税がかかりません。
ですが、ネットビジネスなどの「事業所得」の場合は控除が異なりますので注意しましょう。
もし疑問点がある場合は、税務署に尋ねてみるか会社に相談することをおすすめします。
ダブルワークがしやすい仕事・アルバイト
ここからは、ダブルワークがしやすい仕事を下記の3つに分けてご紹介します。
- ネットなどで在宅でできる仕事
- 単発でスケジュール管理がしやすい仕事
- ガッツリ稼ぐなら時間帯を外した仕事
気になる仕事からチェックしてみてくださいね。
もっともおすすめ:ネットなどで在宅でできる仕事
ネットでできる仕事には、以下のようなメリットがあるので、1番おすすめします。
- 「顔出し」や「名前出し」しなくていいので、会社バレしにくい
- スキルなしでスタートできる
- 働く場所や時間帯を選ばない
- 人間関係の悩みがない
- やればやるだけ収入が入ってくる
ネットビジネスでお仕事を探す場合は、「ランサーズ」や「クラウドワークス」など、クラウドソーシングサイトなら案件が豊富に見つかるでしょう。
ここからは、ネットで出来る仕事(在宅で完結する)に特化して紹介していきます。
データ入力
とにかく文章入力の早さに自信があるという方に「データ入力」適しているでしょう。
ブラインドタッチが出来るだけでなく、「word」「excel」ソフトを使いこなせることがデータ入力で稼げるポイント。
データ入力の主な仕事内容は以下のようにさまざまです。
- 顧客データや契約内容などを入力
- 商品の口コミや感想を入力
- 音声を文字を書き出す
- 売り上げデータを入力
- アンケート結果も集計
Webライティング
一般教養があり、とにかく書くのが好きで、根気良く続けられる方が適しています。
インターネット上にはさまざまな記事があり、webライターのニーズは大きいです。
ただ、参入のしやすさからかライバルも増えており、単価は安くなりがちで1文字0.5~1円が相場でしょう。
あくまでほんの一部ですが、ライターの中には、年収1000万円以上稼ぐ方もいます。
報酬の高い案件をこなすか、一つは安くても、膨大な量の案件をこなせるかがWebライティングで稼げるポイント。
記事のスタイルは以下のように、さまざまです。
- 体験記
- 商品やサービス紹介
- ブログ記事
- キャッチコピー作成
- 書籍 (紙、電子)
- アフィリエイト
単発でスケジュール管理がしやすい仕事
ネットビジネスは多くのメリットもありますが、いつ仕事依頼が来るか分からないなど、スケジュール管理がしにくいというデメリットがあります。
ここからは隙間時間を有効に使える、単発でおすすめのお仕事を紹介していきます。
イベントスタッフ
イベントスタッフとは、各地で開催されるコンサートやライブなどでスタッフとして働く人です。
主な仕事内容は、以下のようにさまざまです。
- 会場設営
- お客さまの誘導
- 警備
- 受付
- グッズ販売
イベントスタッフは、丸1日かかる仕事がほとんどですが、単発であること多くスケジュール管理しやすいといえるでしょう。
また、子どもからお年寄りまで幅広い年齢層の人たちが賑わったり、お客さまの笑顔や楽しそうな様子を見るのが魅力的なお仕事です。
モニターやレビューの仕事
日常生活のなかで何気なく使っている化粧品、飲んだり食べたりしているもので「このドリンク美味しい」「あの化粧品高いけど効果あるのかな」「あそこのお店の店員の対応がよくない」など、色々と思う方は多いでしょう。
そうした商品や店に対する自分の感想や意見が、仕事になることを知っていますか?
とはいっても、依頼されてないのに店や製造元に意見を言っても仕事=お金にはなりません。
それで稼ぐには「モニター」か「レビュー」という仕事に応募しましょう。
主な仕事内容は、以下のようにさまざまです。
- 普段使っている化粧品や電化製品の感想を書き込む
- 提供された新商品のサンプルを試してアンケートに答える
- エステや飲食店などのサービスをスタッフにはモニターとは告げず、一般のお客さんとして利用して感想を報告する
こういったお仕事も隙間時間にササッとできます。
しかも大体は、商品は無料で提供してもらえて、そのまま返却不要なことがほとんど。
商品をGetできて、お金を稼ぐことができるので一石二鳥ですよ。
ガッツリ稼ぐなら時間帯を外した仕事
ナイトワークなど時間帯を外した仕事は、「夜勤手当」「夜勤割増賃金」などの福利厚生があるため、高時給になっているものが沢山あります。
ここからはガッツリ稼ぐことのできる仕事を紹介します。
工場での軽作業など
軽作業は、重たい荷物や機械を扱ったりなど、肉体労働のお仕事です。
主な仕事内容は、以下のようにさまざまです。
- 荷物を配送先順や種類別に仕分ける
- さまざまな商品を段ボールや箱に詰める
- 棚にしまってある商品をあらかじめ渡された注文書をもとに集める
- 届いた商品を倉庫など必要な個所に移動させる
- 経験者であったり、大型特殊免許やフォークリフト免許を所持していたりする場合には、高い時給で働くことができるでしょう。
警備員
警備員の仕事内容は、施設内や工事現場などで財産や人の警護や警備を行うことです。
警備員は、ダブルワークOKでの求人も数多く見つかります。
交代制のシフトで働くのが一般的ですが、警備する場所によっては日中や夜間だけという求人もあります。
自分の空いている時間帯に合わせて探すことができるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の内容を、次の4つのポイントにまとめたので、サクッとおさらいしましょう。
- ダブルワークはどちらが本業というわけではなく、同じくらい時間をかけて給与を補填するために収入を得る働き方
- 副業とは明確な本業があり、かたわらのすきま時間に他の仕事もしている状態、あくまでサブ
- 本業の就業規則の確認、時間と体調管理、税金や社会保険の3つに気を付けるべき
- ダブルワークがしやすいおすすめの仕事はネットなどで在宅でできる仕事、単発でスケジュール管理がしやすい仕事、ガッツリ稼ぐなら時間帯を外した仕事
ダブルワークする際は、まずはどのような働き方やどれだけ稼ぎたいかを考えてから、探してみるとよいでしょう。
また、本業に支障をきたさないように無理なく、自身の体調や時間と相談しながら働くことをおすすめします。